ECサイトとは何のこと?

ECサイトのECとは、Electronic Commerce(電子商取引)を意味する。なお、ECサイトとは”BtoCの物販系通販サイト”と思われがちなところがあるが、必ずしもそういうわけではない。というのも、オンライン上で商取引が完結するメディアは、全てがECサイトにあたる。たとえば、一般人の間でも馴染み深いオークションサイトも、実はECサイトに該当する。また、音楽・映像データや電子書籍をはじめとしたデジタル・コンテンツをオンライン上で配信しているメディアもECサイトである。

日本では1997年に楽天(株)が「楽天市場」というオンラインショッピングモールを立ち上げ、こちらがECサイトの認知度を大きく上げたようなところがある。また、2000年代入るとヤフー社がYahoo!オークション(ヤフオク)を立ち上げて人気が爆発し、業者だけでなく個人においても莫大な利益をあげるケースが出てきた。2000年代半後半に入ると、試着なしでは売れないと言われてきた衣料品分野でも国民的な人気を誇るECサイトが登場し、それを機にあらゆる業種が参入し始めたようなところがある。

なお、ECサイトとは個人・法人が一般的なホームページ作りに用いているCMS(ホームページ作成ツール)で構築する事はできない。ECサイト専用のツールが必要になってくるほか、大規模なものを作る場合には、顧客情報を守るためにも高価で信頼できるツールを用いる必要がある。一般的なホームページを作るよりもコストがかかる傾向のため、あらかじめ、どれくらいのランニングコストがかかるかをよく分析しなければならない。その他、万が一、トラブルが起きた時にも早急に対処できるよう、専門スタッフを新規で雇用する事も推奨されている。上記を踏まえて、もしもECサイトの作成や運用に興味をひかれたなら、専門のエージェントを活用するのがECサイト関連の案件を探す方法として最も手っ取り早いだろう。